イケボはトレーニングで作られる?マル秘テクニック大公開

ボイストレーニング

2021/07/30

投稿者: 河野ひかり

イケボはトレーニングで作られる?マル秘テクニック大公開

ここ最近、ネットを通じて配信などを行っている人を主な対象として、かっこよくて聞きやすい声のことを「イケボ」と呼ぶようになってきました。

イケボは非常に魅力的であり好感度も高いので、自分の声をイケボではないと思っているの人のなかにも、どうにかしてイケボになりたいと感じている人は多いと思います。

本記事では、イケボと呼ばれる声の特徴やイケボトレーニングを行う際のポイントなどについて解説します。

イケボと呼ばれる声の3つの特徴

プレゼンをする男性

イケボをトレーニングで作ろうと思う場合、どのような声が「イケボ」と呼ばれるかを知っておかなければなりません。

イケボと呼ばれる声には、以下のような特徴があります。

1. 安心感のある低音

安心感かつ安定感のある低音は、イケボには欠かせない要素です。

低い声質からは、男らしさや信頼感を自然と感じ取れるので、聞き手としても安心でき、身を委ねられるような印象となります。

とは言っても、ただ低い声で話せばいいというわけではありません。

低い声=イケボだろうと、低い声で話していたら威圧感を与えてしまう可能性があります。

イケボは渋すぎず重すぎない低音である必要があることには、注意しておきましょう。

2. 聞き取りやすく心地いい

低い声質は、得てして声がこもってしまったり、聞き取りにくかったりするものです。

しかし、声が低いにも関わらず聞き取りやすく心地いい声は、自然とイケボになります。

また、聞き取りやすさは話すスピードにも大きく影響されます。

早口で聞き取りにくい人の声は、どうしてもイケボとは認識されにくいものです。

話すスピードがゆっくりしていて、聞き取りやすい声は、どっしりしていて大人びている印象を与えます。

イケボを目指している人は、話すスピードも意識しましょう。

3. 声に色気や輪郭がある

イケボは落ち着いて大人びている印象を与えるだけでなく、どこかほんのり色気を感じさせる声でもあります。

イケボの人はモテるとよく言われますが、それは異性が声に含まれる色気に自然と惹かれていってしまうからなのかもしれません。

また、声は目に見えないものではありますが、イケボと呼ばれる声には輪郭のようなものを感じ取ることができます。

声に輪郭があるからこそ、そこに込めた気持ちやメッセージを相手にしっかり伝えることができて、相手としても印象深く心地よい声と感じるのでしょう。

イケボはトレーニングで作ることができる

マイクで説明する男性

上述したような特徴を生まれ持って備えている人は、とくに苦労することなくイケボを出すことができるでしょう。

ただ、そうではない人でもトレーニングを重ねることで、自分の声をイケボに近付けていくことは可能です。

声は周囲の人に与える印象を大きく左右します。

イケボをトレーニングで作れるのであれば、トレーニング次第では自分に対する周囲の人からの評価を変えられるかもしれません。

トレーニングで自分の声がイケボに近付いているという実感を持つことができれば、それが自信につながり、以前より前向きで自信を持てる自分になれるかもしれません。

イケボトレーニングを行う際の4つのポイント

イケボを目指すためにトレーニングを行う場合、トレーニング中に気を付けておきたいことがいくつかあります。

イケボトレーニングを行う際のポイントとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

1. 腹式呼吸を意識する

腹式呼吸をして、お腹から声を出すような感覚を意識しましょう。

そうすることで、より深みがあって豊かに響く低音を出せるようになりますし、かすれにくく、低くても聞き取りやすい声を出すことにもつながります。

また、自然とゆっくりした発声になるので、早口になってしまうことも避けられます。

仰向けになって寝転んでいるときの呼吸は腹式呼吸なので、腹式呼吸の感覚がイマイチつかめない場合は、最初は仰向けの状態で発声練習をしてみるとよいかもしれません。

2. 喉仏を下げる

喉仏を下げると自然と喉の空間が広がるので、そこに声が響いて低い声を出しやすくなります。

喉仏を下げる感覚をつかむためには、最初は無音で、慣れてきたら発声しながら行います。

喉仏に触れて、上下している感覚を感じながらトレーニングしましょう。

3. 声を胸のあたりに響かせる

低音で色気のある声を出すためには、声の「響き」が重要です。

とくに、声を胸に響かせることで伸びやかな低音を出せるようになるので、そのような発声法を心がけましょう。

声を胸に響かせるのに重要なことは、何よりも「リラックスすること」です。

椅子にゆったり座りながら発声したり、お風呂につかりながら発声したりすることで、胸に響くイケボを出しやすくなるでしょう。

4. 正しい姿勢でリラックスして発声する

正しい発声をするには、正しい姿勢が欠かせません。

猫背になっていたり、逆に胸を張りすぎていたりすると、声が適切に響かなくなって理想的な声を出すことができなくなってしまいます。

肩の力を抜いてリラックスし、顎を軽く引いて、胸を適度に出すという正しい姿勢を意識してイケボを出すための下準備を行ったうえで、トレーニングを行いましょう。

トレーニングを適切に行ってイケボを目指そう

イケボとは、聞き取りやすく、心地よくて色気のあるような声のことを指します。

声が高めの人も、元々の声質がそのようでない人でも、トレーニングを重ねることでイケボを出せるようにすることは、十分可能です。

声によって周囲の人が自分に抱く印象は大きく変わるため、周囲からより魅力的に見られたい人や意中の相手から関心を引きたい人は、本記事で紹介した4つのポイントを押さえ、イケボの習得を目指してトレーニングを行いましょう。

声質や話すスピードを意識すれば、いずれ「イケボだね」といわれる日がくるかもしれません。

そのためにも、継続してトレーニングを行いましょう。

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大阪出身。ビジュアルアーツ専門学校音響芸術学科卒業。

専門学校では、ボイストレーニングのベースとなる音楽理論、作曲理論、楽曲アレンジ、歌の伴奏等で必要なピアノのアレンジ、コードワークなど主に学ぶ。

卒業後、ボイストレーナーとして突き詰めるため、各分野のエキスパートに師事。並行して、ミュージシャンとしても本格始動。舞台やCM・テレビ番組などに楽曲を提供する一方、ボイストレーナーとして大手音楽スクールでレッスンを始める。テレビ番組にもボイストレーナーとして多数出演。
(ピアノ講師としてテレビ番組「お願い!ランキング」にも出演)

主な指導対象生徒は、大手事務所所属アイドル、俳優、舞台役者、声優、タレント、モデル、シンガー、バンドボーカリストから、保育士、僧侶、講演家、学者まで多岐に渡る。

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