男性でも女性でもハスキーボイスって魅力的ですよね。少し掠れたような声にはとても色気を感じます。そこで今回はハスキーボイスの出し方を解説!
ハスキーボイスの基本的な出し方や上手に出すためのボイストレーニング方法も解説しますので、ハスキーボイスをマスターしたい方は必見です!
ハスキーボイスとはどんな声のことなのか、そしてどんな魅力があるのかを解説します。
ハスキーボイスはかすれた声やしゃがれた声と表現されることが多いです。ハスキーボイスではない人がハスキーボイスに憧れることは多いのですが、「しゃがれた」という言葉にマイナスイメージを感じている人もいるからか、生まれつきのハスキーボイスの持ち主は、コンプレックスに感じていることもあります。
酒ヤケしている人がハスキーボイスになることもあるので、そういったイメージを持たれるのが嫌な人もいるのかもしれません。ただもちろん生まれつきハスキーボイスの人もいます。声と一緒に空気が漏れているような声はセクシーで色気を感じる人も多いのではないでしょうか。
空気が漏れているような音と言いましたが、ハスキーボイスはそもそも声帯から声と一緒に空気が漏れている声です。生まれつき声帯に隙間があったり、声帯がダメージを受けたりすることで、空気が漏れてハスキーボイスになります。
声質によってさまざまな魅力がありますが、ハスキーボイスには以下のような魅力があるのです。
声と一緒に空気が漏れるハスキーボイスはなんだかとても色っぽく聞こえますよね。かすれた声がミステリアス感を演出して、とてもセクシーに聞こえます。囁くように喋っているだけでもセクシーですが、歌を歌うとさらに大人っぽさを感じさせます。
かすれた声・しゃがれた声というと聞こえが悪いかもしれませんが、ノイズが混じったようなハスキーボイスは自然界の音と似た音が含まれていると言われています。
人にリラックス効果を与える海や風の音、木々がそよめく音と似ているので、ハスキーボイスには人をリラックスさせる効果があるのです。ハスキーボイスの人が落ち着いたトーンで話していると、それだけで人をリラックスさせます。
クリアボイスと比べて個性のある声なので、人の印象に残りやすいのもハスキーボイスの特徴です。人の記憶は声から消えていくと言われているのですが、特徴的なハスキーボイスの声はなかなか忘れることができません。個性があるのでいつまでも人の印象に残り続けるでしょう。
実は日本でも世界でもプロとして活躍しているアーティストには、 ハスキーボイスの人がとても多いです。ハスキーボイスといってもいろいろな声がありますが、大人っぽい声が曲の世界観を作り出しやすかったり、表現を豊かにできたりします。
たくさんの魅力があるハスキーボイスを出す方法を解説します。
クリアボイスの人でも喉を酷使すると自然にハスキーボイスになることがあるのではないでしょうか。風邪を引いた時やお酒を飲みすぎた時に一時的に声がハスキーになることはあるはずです。
しかし、一時的にハスキーになってもすぐに元に戻ってしまいますよね。これには人間の体が持っている元に戻ろうとする力が働いています。そのため、クリアボイスの持ち主の人が完全にハスキーボイスを出すことは難しいです。よほど継続的に喉を酷使したり負担をかけたりし続けるとハスキーボイスになることはありますが、それでは喉を痛めてしまいかねません。
クリアボイスの人がハスキーボイスになるのは難しいですし、おすすめはできません。でも練習次第でハスキーボイスに近い声は出せます。
ハスキーボイスの人は声帯が完全に閉じていないため、そこから空気が漏れてかすれたような声になります。クリアボイスの人がハスキーボイスを目指すなら、声帯を微妙に開いて声を出すようにしましょう。
ため息をつくときは、声帯が開いている状態です。まず息だけでため息をついてみます。その感覚になれたら、少しずつ声を出して連動させましょう。
徐々に声を大きくしていくと、ちょうどよく声帯が閉じるポイントが見つかるはずです。すぐには掴めないかもしれませんが、諦めずに繰り返してみましょう。
声がハスキーに聞こえるのは発声している声に息が混ざっているからです。かすれた声には息の成分が含まれており、これがハスキーボイスになる理由です。クリアボイスの人は普通に息を吐いても息の成分が含まれないので、いつも以上に息を吐き出さなければハスキーな声になりません。
息をしっかり吐くためには、なんといっても腹式呼吸です。腹式呼吸をしっかりして、今以上に息を吐けるようになりましょう。
ハスキーボイスを上手くするためにはなんといっても「声帯」を操らなくてはなりません。声帯を操るトレーニングをして上手に出せるようになりましょう。
まずプッというような「pの子音」を出します。このとき唇をしっかり閉じて息を止めて0ちょっと我慢し、お腹で手を押しながらプッと発音しましょう。次に舌先で息を止め先ほどと同じように少し我慢しながらお腹を押して、トッというような「tの子音」で音を出します。
今度は下の真ん中で息を止めちょっと我慢しながら、お腹を押してクッというような「kの子音」を出します。その後顎を下げて、口を若干開いた状態で息を吸い、声帯で息を止め、ちょっと我慢した状態からお腹を押してコツっと当てるように「あ」の濁音を低く出します。
これを繰り返し行ってください。この方法で息を止める位置を唇からだんだん声帯に近づけていくことで、声帯が開くようになります。
まず顎を下げて舌伸ばして、舌先を下の歯につけます。表情筋には力を入れず、あくまでリラックスした状態にしてください。この状態から「あ」の濁音を出します。声になるかならないかの絞り出すような声ですが、力を入れずに出すのがポイントです。
ホラー映画でよく聞くようなちょっと不気味な声を出しましょう。このトレーニングをすることで、声帯をうまく使いこなせるようになります。
クリアボイスの人が完璧なハスキーボイスになることはできません。しかし今回紹介したように声帯をコントロールできるようになると、空気が混ざったようなハスキーボイスに近い声が出せるようになります。
声帯がどこにあるのかは自分では見えないのでなかなか掴むのが難しいかもしれませんが、諦めずにやってみましょう。ハスキーボイスになっているか自分で確認するには、声を録音してみるのもおすすめです。
声帯がコントロールできるようになると、ハスキーボイス以外のさまざまな声色が出せるようになりますので、歌の表現力もアップするでしょう。
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