子供の音痴の治し方は?効果的な方法はこれ!
音痴
2021/06/30
小さな子供が元気いっぱい歌う様子は、音程が外れていても、リズムが狂っていても、ほほえましいものです。
しかし、幼稚園や小学校でクラスのみんなと合唱する機会が増えると、音程やリズムの乱れが目立ってしまい、悩んでしまう子もいます。
子供自身がコンプレックスを抱くようになると、伸び伸びと歌えなくなってしまうかもしれません。
「うちの子、もしかしたら歌うのが苦手かも」と思ったら、なるべく早めに改善の手立てを見つけましょう。
今回は、音痴になってしまう原因や年齢別の音痴の特徴についてまとめました。お子様の音痴を改善したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
子供が音痴になる主な原因
小さな子供は聴覚や声帯が未発達なので、正確な音程で歌うのが難しく、「音痴」の状態であることが多いです。
成長して聴覚や声帯が発達してくると、徐々に音の高低をコントロールできるようになりますが、なかには「大きくなってもうまく音程が取れない」「リズムが狂う」という子もいます。
では、音痴になる子とならない子にはどんな違いがあるのでしょうか。
子供が音痴になる原因は、大きく分けて3つあるといわれています。
1. 音楽に触れる機会が少ない
子供は五感から情報を吸収し、インプットしていく能力に長けています。また、親や先生の真似事をしながらさまざまなことをアウトプットしています。
そんななか、「自宅で音楽を流す習慣がない」「親が歌を歌わない」など、身近に音楽のない生活を送っていると、正しい音程やリズムで歌う能力が十分に養われないことがあります。
2. リズム感が十分に身についていない
歌は音程だけでなく、正しいリズムに乗って歌う必要があります。
リズム感は、音に合わせて手を叩いたり、踊ったりすることで培われますが、そういった機会の少ない子はリズム感が養われず、思うように歌を歌えなくなってしまいます。
3. 親が音痴
子供にとって最も身近な存在である親が音痴だと、子供も誤った音程や歌い方を覚えてしまう可能性があります。
親も子供が音痴だと気付きにくいため、周囲からの指摘で初めて発覚するケースも多いようです。
【年齢別】子供の音痴の特徴と治し方
子供の音痴は、適切なトレーニングを積むことで改善していくことができます。お子様の音痴に気付いたら、その特徴や原因をふまえて、正しい方法で克服しましょう。
ここでは、子供の音痴の特徴と治し方を、年齢別にご紹介します。
1. 未就学児音痴の特徴と治し方
未就学児はまだまだ聴覚や声帯が未発達なので、ある程度音が外れていたり、リズムがずれていたりしてもあまり心配はいりません。
ただ、周囲の子と比べて明らかに音程・リズムが大きくずれている場合は、正しい音程・リズム感を養うために、積極的に音楽や歌に触れさせましょう。
たとえば、自宅で日常的に音楽を流したり、一緒に歌を歌ったりすると、徐々に正しい音程・リズムを体で覚えるようになります。
また、できれば歌と一緒に体も動かせるような曲を選んでみてください。手拍子や踊りを歌に組み込んでいくことで、音感だけでなくリズム感も養うことができます。
2. 小学生の音痴の特徴と治し方
小学生に上がる頃には、声帯や聴覚は完成している場合が多く、ある程度筋肉も発達してくるので、正しい音程・リズムで歌える力がついてきます。
逆に、小学生に上がっても音程やリズムをうまく取れない場合は、歌うことが苦手である可能性が高いといえるでしょう。
小学生は学校で、「ドレミファソラシド」の概念や、リコーダーや鍵盤ハーモニカといった楽器を習います。まずは、「音の高さ」をしっかり理解しているのかどうかを確認するところから始めましょう。
方法としては、ピアノや鍵盤ハーモニカで「ドレミファソラシド」を1音ずつ弾いていき、お子様に同じ音を出してもらいます。このとき、「音をよく聞いて、同じ音を出す」ことを伝えましょう。
自宅にピアノや鍵盤ハーモニカがない場合は、簡単にピアノの音を出せるスマホアプリを利用する方法もあります。
ただし、このトレーニングは長時間行うと飽きてしまいやすいです。ただの「ドレミファソラシド」だけではなく、簡単な3〜5音ほどのさまざまなメロディーを弾いて真似してもらいましょう。
お子様だけにやってもらうのではなく、家族みんなで競い合ったりするとゲーム感覚で楽しく音感を身につけることができます。
3. 中学生の音痴の特徴と治し方
中学生になると、親に言われなくても、自分が音痴であることを自覚し始めます。小学生の頃に比べると、「自分はなぜ音痴なのか」と自分自身で原因を考える子供も多いため、一緒に分析して見るのがよいでしょう。
たとえば、リズムをうまく取れないのなら、リズムゲームやダンスゲームなどに取り組むと、楽しみながらリズム感を養うことができます。
一方、音程が外れてしまうときは、歌う機会を増やすようアドバイスしてみましょう。
たとえば音楽をよく聴いているお子様なら、お気に入りの曲をその曲のアーティストと一緒に歌ってみることをおすすめします。自分は音痴だと自覚している子ほど、「聴くのは好きだけど歌うのは無理」という風に思っていることが多いのですが、正しい音程を沢山真似することで確実に音感をアップさせることができます。
音楽をあまり聞かない場合は、楽器を触らせてみるのも効果的です。
特にピアノやギターなどは複数の音階の音を同時に出すことができるため、音感の改善に役立てることができます。さらに、楽器演奏の練習によって、リズム感も養えるでしょう。
お子様が「歌うこと」にあまり興味を持てないようなら、楽器をすすめてみてくださいね。
子供の音痴を治すにはスクールに通うのがおすすめ
ここまで子供の年齢別に音痴の治し方をご紹介してきましたが、音痴は一朝一夕で治るものではなく、根気強くケアしていくことが大切です。
また、子供の音痴の原因を正しく把握できていないと、どんな方法で治せばよいかわからず、親子で頭を抱えてしまいがちです。
そんなときは、プロのレッスンを受けられる音楽スクールに通わせるのがおすすめです。
知識や経験が豊富なプロなら、子供の音痴の原因も的確に判断してくれます。一人ひとりの原因に合った方法で、音痴の改善をサポートしてくれるでしょう。
音楽スクールなら設備や機材も充実しており、自宅よりも伸び伸び発声できます。周囲に気兼ねせず思い切り練習できるところも大きなメリットです。
音楽スクールに入るなら初心者向けのコースを選ぼう
音楽スクールといっても、タイプはさまざまです。初心者向けのスクールもあれば、プロを養成するスクールもあります。
レベルの高いスクールに入会してしまうと、レッスンについていけなかったり、周囲と比べて自己嫌悪に陥ったりするおそれがあります。
「音痴改善のために入れたスクールで、音楽自体が嫌いになってしまった…」ということにならないよう、まずは初心者向けのコースが用意されているスクールへの入会を検討した方がよいでしょう。
子供の音痴は、原因に合った方法でトレーニングすれば改善できる
子供が音痴になる原因は複数あり、それぞれ有効な対処方法が異なります。年齢や子供の歌い方などから、音痴の原因を突き止め、適切なアプローチで改善を目指しましょう。
より効率よく音痴を治したい方や、子供の音痴の原因がわからない場合は、プロの指導を受けられる音楽スクールへの入会を検討してみてください。
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