ハモリとは?具体的なやり方や練習方法、コツを詳しく解説

歌の練習

2024/03/29

投稿者: 西 貴正

ハモリとは?具体的なやり方や練習方法、コツを詳しく解説

「ハモリって何?」
「ハモりたいけど難しい……」
「ハモれる人とそうでない人の違いは?」

ハモリとは、異なる音程を重ねて歌唱・演奏されることです。

ただ主旋律を歌うだけでも楽しいですが、「ハモリ」ができるようになるともっと楽しくなります。

ハモリができるとご友人同士でデュエットを楽しむこともできますし、自分で録音した歌にコーラスを重ねることもでき、音楽の幅が広がって今とは違った楽しみができるようになるのです。

そこで今回はハモリを練習するときの方法やポイント、簡単にハモれるコツを解説します。練習次第で誰でもハモれるようになるので、この記事を参考に練習してみてくださいね!

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 当記事で紹介している練習法を動画で観たい人はこちらからご覧ください。

 

ハモリとは

胸に手を当てて歌う女性

ハモリは、異なる音程を重ねて歌唱・演奏されることを指します。これにより、ハーモニーが生まれ、豊かな音楽表現が可能となります。主に合唱や楽器アンサンブル、バンドなどで用いられます。

ハモリの原理・和音について

ハモリの原理を理解すると、既成のハモリのメロディー(コーラスパート)を全て覚えなくてもハモれるようになります。

ハモリの原理とは

ハモリの原理は、主旋律の音程に対して伴奏に沿った「和音」のメロディーを合わせることです。適当に音を重ねるだけでは美しいハモリにはなりません。

和音とは

「和音」は複数の音を一緒に鳴らした音のことです。

「和音」より「不協和音」のほうが聞いたことがある人は多いかもしれません。例えば伴奏が「ドミソ」の3音を鳴らします。これが「和音」です。このとき、主旋律が「ド」の場合、「ミ」か「ソ」の音を合わせると綺麗な響きとなり「ハモリ」に適した音といえます。

このとき「ド」に隣接する「ド#」などの音を鳴らすと音が濁ってしまいます。

これが「不協和音」です。

ハモリは上の音でも下の音でもOK

主旋律の音程には伴奏によって相性の良い音があります。例えば先ほどの「ドミソ」の和音が鳴っている伴奏の場合、主旋律の「ド」に対しては「ミ」と「ソ」などの音は相性が良いといえるので、このときどちらでハモっても問題ありません。

上の音でハモると、爽やかな印象になります。一方、下の音でハモるとメロディーに厚みが加わり、重厚感が生まれるのが特徴です。

3人でハモリを行う場合、主旋律のパートに対しコーラスパートを2人で担当することが可能です。「ド」の音に対し、「ミ」と「ソ」を足すことでさらに響き豊かで、美しいハーモニーとなります。

ハモリのやり方と練習方法

ハモる二人

難しそうに思えるハモリですが、練習をすることで習得が可能です。この章では、練習方法や具体的なやり方について解説します。

方法 1. ハモリ練習動画を使う

YouTubeで「ハモリ 練習」などと検索すると、ハモリのメロディーラインだけを流してくれる動画がたくさんあります。それらの動画を使ってハモリのメロディーラインを覚えれば、自分でハモリの音が判断できなくても簡単にハモれるようになるのでおすすめです。

ハモリ動画を検索するときは、曲名や歌手名などもプラスして検索するとお目当ての楽曲が見つけやすいでしょう。

実際にハモリを覚えたら、今度は主旋律のガイドメロディーがついている動画を見つけて、それに合わせてハモリを練習します。それにつられずに歌えるようになったら、自分で主旋律の歌を録音して、それに合わせてつられずに歌えるか練習してみましょう。

方法 2. カラオケのハモリ練習機能を使う

最近のカラオケマシンのなかには、ハモリ練習機能がついているものもあります。どのマシンにその機能があるかを調べて、そのマシンが置いてあるカラオケに行ってみましょう。

方法 3. ハモリ練習機能があるスマホアプリを使う

スマホのカラオケアプリのなかには、ハモリ練習機能があるアプリがあります。アプリを使えばカラオケにわざわざ行かなくても簡単にハモリ練習ができるので、「一人でカラオケに行くのはちょっと……」という人にもおすすめです。

ハモリ練習をするときのポイント

トレーニング中の様子

ハモリ練習をするときはポイントを押さえて練習することでより効率的にハモリをマスターできるようになります。

ポイント 1. まずはとにかくハモリパートのメロディーを覚える

とにかくはじめはハモリパートのメロディーを徹底的に叩き込みましょう。

そのためには、ハモリのコーラスが多用される曲を選んで練習することをおすすめします。

そして、主旋律につられないよう、まずは主旋律が収録されていないカラオケを使い、ハモリの音程だけで歌えるようにします。

ポイント 2. 無意識でもつられなくなるまで練習する

練習は、無意識でもつられなくなるまで行います。

しっかりとハモリの音程で歌えるようになったら、次に主旋律のパートと同時に歌ってみましょう。その際、主旋律が聞こえないほど、自分の声に集中しても構いません。

まずはつられないよう、しっかり自ら発している音程を意識できることが大切です。

徐々に主旋律を意識しながら「重ねている」イメージで歌ってみます。そうすることで、次第に苦手な箇所が見つかるはずです。その箇所だけ何度も練習するなどし、主旋律とハモリの音の響きを覚えることでだんだんつられる回数が減っていきます。

ポイント 3. メロディーを聞くときはイヤフォンかヘッドフォンを使う

メロディーはイヤフォンかヘッドフォンを使用して聞くとよいでしょう。

スピーカーから出てくるハモリのメロディーをそのまま聞いてもいいのですが、音が理解しやすいのはイヤフォンやヘッドフォンを使って聞く方法です。大抵ハモリのパートは主旋律より小さく収録されていたり、主旋律のほうに耳を傾けやすいものです。

ハモリが上手くいかないときのコツ

ハモリはあくまで主旋律を引き立てるコーラスのメロディーを歌うことです。まずは小さな声で、主旋律の音をしっかり把握して歌いながら不協和音になっていないか確認することが大切です。

音量バランスは曲によっても異なり、コーラスのメロディーのほうが目立っている曲も多数あります。

また、異なるメロディーや歌詞でコーラスパートを歌いつつ、ときどき主旋律に被せてハモるような面白いボーカル・アレンジの曲もあります。

いずれにしろ、主旋律をしっかり把握することで、ハモリの良さを演出することができます。

ハモれる人とハモれない人の差は?

ハモれる人とハモれない人の差は、伴奏を注意深く聞き、「和音」についてしっかり理解しているかどうかによります。ハモリを作るうえで、和音の理解は非常に大切です。

ハモリを練習してマスターすると歌がもっと楽しくなる!

ハモリは最初は難しく感じるかもしれませんが、今は簡単に練習できる方法がたくさんあります。

練習を重ねれば綺麗にハモれるようになり、ハモる人もハモられている人も気持ちよく歌を楽しめますよ。今回紹介した方法を参考にして、ぜひ練習してみてください。

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