ピアノの先生の選び方を徹底解説!自分にあった先生を見極めるには?
ピアノ初心者入門
2021/06/21
ピアノを習うためにピアノ教室を探す際、最も大切なポイントは信頼できるピアノの先生を選ぶことです。
ピアノは先生と生徒が1対1の個人レッスンが基本となるため、先生の教え方次第でピアノが上達するかどうかが決まります。
ここでは良いピアノの先生の選び方や最も重要なポイント、失敗しないための選び方を見ていきましょう。
良いピアノの先生とは?
「良いピアノの先生」の条件は、さまざまです。
- ピアニストとして演奏能力が高い先生
- 月謝が高くない先生
- 振替レッスンの融通がきく先生
- 練習していかなくても怒らない先生
- 有名な音楽大学を卒業している先生
この他にもまだまだあります。
こうやって条件を見てみると、条件には統一性がありません。
人によって、良い先生だなと思う基準は異なります。良いピアノの先生とは、自分が希望する条件を満たしている先生のことなのです。
ただし、あれもこれもと欲張りすぎていると、なかなか先生が見つかりません。自分の希望をすべて満たす先生にはなかなか出会えないものです。
自分が最も重要だと思う条件をいくつかピックアップして、先生を選ぶ際の基準にしましょう。
大手ピアノ教室と個人ピアノ教室の違い
ピアノ教室は、大手と個人で分けられます。ピアノ教室を選ぶ際、大手にしようか個人に使用か迷う方も多いです。
大手教室と個人教室、それぞれの特徴を見ていきましょう。
大手ピアノ教室の特徴
指導方法が確立されており、使用する教材も豊富です。また先生は採用試験があるので、一定水準以上の技術を持った先生から学ぶことができるでしょう。
発表会・コンクールなども教室主催で定期的に行われており、メリハリのある学び方ができます。
ただし個人の都合に合わせて臨機応変に対応してもらえない点はデメリットです。
個人ピアノ教室の特徴
個人ピアノ教室は、個性に合わせたレッスンを行ってくれるため、レベルに合わせた指導が受けられます。
また曜日や時間の選択肢が広かったり、同じ先生に長く教えてもらえたりするといった点もメリットです。
しかし先生の経歴や技術力はさまざまなので、指導力がない先生や技術が伴わない先生である可能性もあるため、注意してください。
ピアノの先生の選び方
ピアノの先生の選び方は、どんなレッスンを受けたいのかによって変わります。
以下、レッスンの目的別に解説します。
趣味でピアノを楽しみたい
ピアノを弾く楽しさを感じたい、趣味としてできる範囲で長く習っていきたいという場合は、教室への通いやすさや穏やかな人柄・曲や教材の希望が出せるなど、楽しい雰囲気でレッスンをしてくれる先生がおすすめです。
教室に通うことが負担になると、レッスンも長く続けられません。楽しく学びたいのに、厳しく指導されると通うのが嫌になってつい足が遠のいてしまうものです。
あまり厳しい指導をせず、練習をしていかなくても怒らない、できたことをしっかりと褒めてくれるなど、生徒が楽しめるように工夫してくれる先生を見つけましょう。
ピアノが上手くなりたい
ピアノが上手くなりたい、可能ならコンクールも目指したい……という場合は、優しく穏やかであることよりも、指導力があり先生自身もレベルの高い技術を持っているかどうかを基準に選びましょう。
海外留学の経験がある・コンクールの審査員をしている、という先生なら、よりレベルが高い指導が受けられます。
優しく穏やかな雰囲気ではなく、厳しくしっかりとした指導になることが多いです。
ただし、月謝が高い・遠くまで時間をかけて通わなくてはならないというケースが多いため、上達するためには費用も時間もかかることを覚悟しておきましょう。
ピアノをたくさんある習い事の1つとして習いたい
習い事を多く行っており、その中の1つとしてピアノを習いたいというときは、月謝がそれほど高くない・子供を連れていける・予定が合わなくなったときに振替制度が充実しているなどの条件を優先してピアノの先生を選びましょう。
さまざまなことに融通が利く先生がおすすめです。
ピアノの先生の選び方で最も重要視されること
ピアノの先生の選び方で最も重要視するべきなのは、先生との相性です。
人間同士のことなので「合う・合わない」は当然あります。
例えば、Aさんにとっては最高に良いと思える先生だけど、Bさんにとっては接しにくい・質問しにくいと感じる先生かもしれません。
あくまで人の感じ方なので、まずは先生との相性に問題がないかどうか、お試しでレッスンを受講してみましょう。
多くのピアノ教室では、無料もしくは低料金での体験レッスンを行っています。通常レッスンよりは短時間ですが、先生との相性をチェックするためには十分です。
可能であれば、1件だけでなく2・3件のピアノ教室で体験レッスンを受けてみてください。比較することでより相性の良い先生が見つけやすくなります。
ピアノの先生の選び方を間違えないためには?
相性が合わない先生は避ける
レッスンを受講してみて相性が合わないな……と感じても、先生が有名な音楽大学を出ている、海外留学経験がある、月謝が安いなど自分が希望する条件を満たしていると、そのうち先生との関係が良くなるだろう、と続ける人が多いでしょう。
しかし先ほどお話ししたように、ピアノの先生を選ぶうえで最も重要なのは「相性」です。
どれだけ自分が希望する条件を満たしていても、相性が良くないとピアノが上達せず、そのうち通うのが面倒になってしまいます。
相性が合わないと感じたら、無理して続けず他の先生を探しましょう。
気になることはとことん聞いてみる
体験レッスン時、気になることがあれば些細なことでも確認しましょう。
何となく気になることを抱えたままでは、本当にこの先生に習っていいのかどうか迷いが生じます。
気になることは確認してスッキリとさせることで、自分に合う先生かどうかが判断しやすくなるはずです。
その他の生徒さんをチェックしてみる
先生の指導方法や上達させた実績は、他の生徒さんをチェックすれば一目瞭然です。
今の時代、先生や生徒さんがブログ・SNSなどを使って情報を発信していることが多いでしょう。先生の前や教室の中で検索してみてください。
その先生のもとにどんな生徒さんが集まってきているか、傾向を掴めばその先生の本質がわかります。
自分と似ている環境やレベルの人が多く集まってきている先生なら、安心して指導が受けられるでしょう。
ピアノ教室と先生は慎重に見極めよう
ピアノの先生といっても、タイプはさまざまです。上達するように厳しく指導する先生もいれば、楽しく学べるように穏やかな雰囲気でレッスンを進める先生もいます。
まずは自分がどんな雰囲気の教室で学びたいのか、どんな目的でピアノを習おうと思っているのかを明確にすることが大切です。
趣味程度にリラックスして楽しみたいという人が、コンクールを目指して厳しく指導する先生に習って満足できるかというと、なかなか難しいでしょう。
目的に合った先生の中から、体験レッスンを受けてみて相性が良いと感じられる先生を選ぶと、より長く・楽しく学べるはずです。
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