弾き語りのコツと上達のためのおすすめの練習方法

ギター初心者入門

2021/06/10

投稿者: 余 賢章

弾き語りのコツと上達のためのおすすめの練習方法

ギターを始めた人のなかには「いつか弾き語りをしたい」ということを目標にしている方も多いでしょう。

自分でギターを演奏しながら、歌うことはギターを練習している多くの人にとって憧れるものでしょう。

ただ弾き語りは、思っている以上に難しく、練習を始めても挫折してしまう人がいます。

そこで今回は弾き語りのコツや習得する方法、練習方法をまとめました。

これからギターの弾き語りにチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

弾き語りをする4つのコツ

弾き語りをするなら、ギターも歌も上手に聴かせることが大切です。

それにはどんなコツがあるのでしょうか。

1. 演奏や歌を止めない

弾き語りのコツはなんといっても演奏や歌を止めないことです。

いくら上手に演奏できても歌えても、実際に人前で演奏すると間違ってしまったり、歌詞が飛んだりすることは珍しくありません。

プロでも間違えてしまうことはあります。

練習中にもしコードを見失って演奏が止まってしまったら、歌を止まらずに歌い続けましょう。

反対に歌詞が飛んでしまっても、演奏を止めずに鼻歌でもいいので歌を歌い続けることが大切です。

2. 聴きやすい演奏を心がける

ギターを練習していると、いろんなテクニックをどんどん取り入れたくなります。

テクニックができるようになればなるほど、モチベーションも上がりますし、周りのギター仲間からの評価もアップします。

ただ弾き語りの場合、ギターの演奏を聴きにきている人より、歌を楽しみにしている人が多いかもしれません。

そのためテクニックにこだわりすぎたギター演奏をすると、歌が聴きづらくなってあまりいい印象を受けないことがあります。

まずは歌が聴きやすい演奏を心がけましょう。

3. 歌とギターの音量バランスを考える

ライブハウスで弾き語りをする際は、音響スタッフが調整してくれるので意識する必要がないのですが、もしそれ以外の場所で演奏するのであれば歌とギターの音量バランスを考慮しましょう。

弾き語り初心者はギターの音が大きすぎて声が聞こえないことがあります。

4. 正しいテンポを身体に覚え込ませる

弾き語り初心者に多いのが、テンポが本来よりも速くなってしまうことです。

俗にテンポが走るともいいますが、これは緊張していたり、気持ちがたかぶっていたりすることによって起きてしまいます。

気持ちがたかぶってテンポが走ってしまった場合、本人は気持ちいいかもしれませんが、聴いている人は心地よくありません。

本番までに正しいテンポを身体に叩き込みましょう。

弾き語りのコツを習得する5つのポイント

弾き語り

弾き語りのコツを習得するために、普段から意識しておきたいことを紹介します。

1.普段から失敗しても最後まで演奏する練習をする

練習で間違えると、そこでやり直すという人は多いと思います。

ただその練習をしていると、本番でも反射的に間違った瞬間に演奏や歌が止まってしまいやすいです。

普段の練習から失敗しても、最後まで続ける習慣をつけましょう。

2.自分の弾き語りを聞いてみる

自分ではうまく弾き語りができているつもりでも、実際に聞いてみると「なんだか違うな」という印象を抱くことがあります。

自分で聞こえている声は本来のものとは違いますし、演奏中は弾き語りをすることに意識がいっているので、自分の演奏をしっかり聞けていません。

普段から練習の最後には録音して自分の弾き語りを聞くようにしてみましょう。

3.まずはそれぞれを完璧に練習する

ギターの弾き語りを練習しようというとき、いきなり同時にギターと歌の練習を始めてしまう人がいます。

しかしそれでは初めから演奏にも歌にも意識を向けなくてはならなくなり、どっちも中途半端になりがちです。

まずは、どちらかに分けて、完璧になるまで練習するようにしましょう。

ほとんどの弾き語り初心者がギターや歌の練習が足りていません。

まずはギターだけ・歌だけを徹底的に練習しましょう。

4.ギターの音を調節する

歌とギターの音量バランスを整えるために、声を張ろうとする人がいますが、それでは喉が壊れてしまいます。

がなっているように聞こえてしまうので、聴いている人にとっても、耳触りが良くありません。

歌とギターの音量バランスを調整するためには、ギターの音を調節するようにしましょう。

5.歌を届けることを意識する

ギターのテクニックがあるに越したことはないのですが、弾き語りを聴きにきている人は歌を含めた演奏を楽しみにしている人が多いです。

まず歌のメッセージが届くような演奏を目指しましょう。

どちらもバランス良くできるようになったら、ギターのテクニックをプラスして安定した演奏ができるように目指します。

弾き語りのコツを掴む4つの練習方法

弾き語り

弾き語りのコツを掴むための実践的な練習方法を4つ解説します。

1.フルアウトで練習するクセをつける

毎回練習のたびにスタジオをレンタルすると高額なりますし、基本的な練習をするのは自宅でしているという方は多いかもしれません。

ただ自宅での練習の場合、近所迷惑にならないかと音が気になって思いっきり練習するのは難しいでしょう。

もちろん普段は自宅での練習でいいのですが、時々はフルアウトで練習するクセをつけておきましょう。

そうすることで歌とギターのバランスを掴みやすくなります。

またフルアウトで練習すると普段間違わないところで間違うこともあるので、練習を習慣づけておくことは非常に大切です。

レンタルスタジオは高額なので、カラオケのフリータイムを使って練習すると比較的リーズナブルに練習できます。

2.手元を見ないで演奏する練習をする

ギターの練習をするときはスムーズに弾けるかどうかだけでなく、手元を見ないで練習するようにしましょう。

まだ弾き語りに慣れていないうちは、手元を見てコードを押さえる方も多いです。

ただコードを見て弾きながら歌うと、見た目があまり良くありません。

また下を向いているのでマイクが音を拾いづらく、歌がしっかり届かなくなってしまいます。

ギター初心者のうちは見ずに弾くのはなかなか難しいかもしれませんが、感覚が掴めるように徹底的にギターの練習をしましょう。

3.ギターがつられないように練習する

弾き語り初心者にありがちなのが、ギターが歌につられてしまうことです。

ギターと歌のリズムがどちらも取れるようになるまでは、歌詞を鼻歌に変えて練習してみましょう。

こうすることで歌への意識が少なくなるので、ギターに集中できます。

もちろん歌の練習は別でしっかりしてください。

鼻歌で歌えるようになったら、鼻歌を「ラ」に変えて練習します。

「ラ」に変えるとまたつられやすくなってしまうことがありますが、それもできるようになるまで繰り返し練習し、全くつられなくなったら歌詞をつけて練習しましょう。

4.メトロノームを使ってテンポを叩き込む

弾き語りは、緊張や興奮でテンポが走ってしまいやすいです。

それを避けるためにはメトロノームを使って正しい曲のテンポを身体に染み込ませましょう。

またメトロノームの音に合わせて足で床を軽く叩いてリズムを取るのもおすすめです。

ある程度できるようになったらメトロノームなしで演奏したものを録音し、テンポが走っていないか確認します。

弾き語りは思っている以上に難しい!コツを押さえて練習しよう

テレビやYou tubeを見ると、誰もが簡単そうに弾き語りをしていますが、実際にやってみると想像以上に難しいものです。

今回紹介した弾き語りのコツを押さえて、弾き語りに慣れていきましょう。

いきなり歌とギターを同時に練習するのではなく、まずどちらも別々に完璧にできるようになることを目指すところから始めてみてください。

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