ギター初心者におすすめのエレキ・アコギメーカーは?練習曲も解説
ギターの種類と選び方
2024/10/18
「ギター初心者におすすめのエレキギターは?」
「ギター初心者におすすめのアコースティックギターは?」
「ギター初心者におすすめの練習曲を知りたい」
これからギターを始める方のなかには、このように考える方もいるのではないでしょうか。
初心者のギター選びにはポイントがあります。練習しやすく愛着が持てるギターを選べば、楽しく練習できるでしょう。
この記事では、ギター初心者におすすめのギター選びについて詳しく解説します。エレキギターやアコースティックギターのおすすめメーカーや練習曲も紹介します。ギターを初めて購入する方や、初心者のギター選びを知りたい方はぜひ参考にしてください。
初心者がギターを始める前に考えるべき5つのポイント
ギターを始めるなら、弾きやすく長く使える1台を選びましょう。ギターを始める前に押さえておきたいポイントは以下の5つです。
- 弾きたいジャンルからギターの種類を考える
- 予算を決める
- 好みに合ったギターを選ぶ
- 持ちやすいサイズのギターか確かめる
- ギター本体以外に必要なものを用意する
ここからは、各項目について詳しく解説します。
1. 弾きたいジャンルからギターの種類を考える
ギターを選ぶ前に、弾きたい曲のジャンルや使いたいシチュエーションを考えましょう。購入したいギターの種類が決まります。
ギターの主な種類は、エレキギターとアコースティックギターです。これらのギターの特徴を簡単に解説します。
エレキギターは電気を使います。アンプにつなげて大きな音を出せるのが特徴で、バンド活動を目的としている場合におすすめです。アンプからヘッドフォンなどに接続できるため、自宅内で使用する際などに大きな音を外に出さずに弾くことが可能です。
アコースティックギターは、電気を使わず生の音で演奏する楽器です。アンプが不要なので、どこでも持ち運びでき、手軽に演奏できます。弾き語りやソロ演奏など幅広く楽しめるのが特徴です。
弾きたい曲や使い方を考え、目的に合ったギターを選びましょう。
2. 予算を決める
ギターの種類が決まったら予算を決めましょう。初心者におすすめするギターの価格帯は3万円台以上です。
ギターの値段は、1万円台から10万円以上と幅があります。「最初は安いギターでいいや」と考える方もいるかもしれません。しかし、安すぎるギターは品質が安定せず、作りが雑な可能性もあります。
初心者こそ、ある程度品質のよいギターを選ぶのがおすすめです。値段と性能のバランスがよい3万円台以上のギターがおすすめです。
3. 好みに合ったギターを選ぶ
購入予算内で、自分好みのギターを選びましょう。色や形、音色など好みに合ったギターを選べば練習のモチベーションにつながります。
ギターを始めようと楽器を購入しても、続けて練習できなければ上達しません。好みに合ったギターを購入すれば、愛着が湧いて毎日触りたいと思えるでしょう。
エレキギターもアコースティックギターも、色や形はさまざまです。音色や触った感じも違うので、楽器店で実際に触れてみて自分好みのギターを探してみましょう。
4. 持ちやすいサイズのギターか確かめる
初心者のギター選びにはサイズも重要です。体に合ったギターは弦が押さえやすく、演奏しやすいためです。
気に入ったギターでも、体より大きい、小さいなどサイズが合わないと持ちにくいでしょう。何とか演奏しようと無理な持ち方を続けると、肩を傷めてしまうかもしれません。初めは無理なく持てるサイズのギターにしたほうが練習しやすいでしょう。
ギターの大きさは商品により異なります。楽器店で実際に持ってみて、体に負担がないか確かめてから購入しましょう。
5. ギター本体以外に必要なものを用意する
ギター購入に合わせて、必要なものを一緒に購入しましょう。ギター以外に必要な道具は以下の通りです。
【エレキギター】
- アンプ
- シールド
- ピック
- カポタスト
- チューナー
- 交換用弦
- ストリングワインダー
- クリーニングクロス
- ストラップ
- ギタースタンド
- ケース
【アコースティックギター】
- チューナー
- ピック
- カポタスト
- 交換用弦
- ストリングワインダー
- クリーニングクロス
- ストラップ
- ギタースタンド
- ケース
電気で音を増幅するエレキギターには、アンプやシールドが必須です。正しい音に合わせるためのチューナーも購入しましょう。弦をはじくためのピックは紛失の可能性もあるため、何枚か買っておくとよいでしょう。
電気を使わないアコースティックギターでも、チューナーやピックは必要です。手に取りやすいよう、ギタースタンドもあるとよいでしょう。
アコースティックギターもエレキギターも、カポタストを用意すると便利です。カポタストとはキーを変えるための道具で、押さえるのが難しいコードでも弾きやすくなります。クリップ状の商品が多く、ギターのネックに挟んで弦を押さえつけて使います。
ほかには、コード表や教則本もあると練習に役立ちます。初心者セットでまとめて販売している楽器店もあるので相談してみましょう。
エレキギターの主な種類と特徴
エレキギターには種類があり、それぞれ特徴も異なります。初心者におすすめの種類は以下の通りです。
- テレキャスター
- ストラトキャスター
- レスポール
- SG
それぞれの特徴について詳しく解説します。
テレキャスター
エレキギターの元祖であり、現在のエレキギターの基礎部分になる構造が初めて用いられた楽器です。1950年代から現在まで、長く愛用されてきました。ボディに空洞がないタイプも多くありますが、空洞がある「シンライン」と呼ばれるタイプもあります。
テレキャスターは歯切れよく明るい音が特徴で、リズム伴奏やソロとしても活躍できるでしょう。軽めで持ち運びやすく。初心者でも使いやすいギターです。
ストラトキャスター
ストラトキャスターはテレキャスターを改良して制作されたギターで、軽く扱いやすいのが特徴です。テレキャスターとともに長年にわたり愛されています。
ポップスやロック、ブルースなどオールジャンルで活躍できます。軽くて弾きやすいので初心者に人気が高く、初めて購入するギターにぴったりです。
レスポール
レスポールはパワフルなサウンドが特徴のギターです。激しいロックに合うサウンドで、ロックギタリストから愛用されています。
ロック以外ではジャズなどにも使われ、かっこいい音からおしゃれな音まで幅広いサウンドを楽しめます。激しいロックを演奏したい方におすすめです。
SG
SGはレスポールの後継機種で、レスポールより薄く軽いのが特徴です。左右がとがっており、クワガタのような形をしています。
レスポール同様、太く厚みのある音でロックと相性ぴったりです。レスポールより低価格で購入できるので、手頃な価格のエレキギターが欲しい初心者におすすめです。
アコースティックギターのサイズと特徴
アコースティックギターには、大きく分けて2種類のサイズがあります。
- ドレッドノートタイプ
- フォークタイプ
それぞれの特徴について、詳しく解説します。
ドレッドノートタイプ
スタンダードなアコースティックギターといえば、ドレッドノートタイプです。発表当時、今までにない大きさのギターだったため、イギリス海軍最大の戦艦の名前がつけられました。
ドレッドノートタイプはくびれが比較的浅いのが特徴です。大きな音が出せるので、弾き語りなどによく使われます。
フォークタイプ
ドレッドノート以外の、くびれが深いタイプのアコースティックギターをフォークタイプと呼びます。
フォークタイプはドレッドノートタイプより小さく、身体にフィットしやすい特徴があります。音量はドレッドノートより小さく、低音も軽めの響きです。繊細なサウンドで細やかな演奏に向いています。
エレキギター初心者におすすめのメーカー
ギター選びに迷ったら、3万円台以上で使いやすいギターを取り扱うメーカーから選べば間違いないでしょう。初心者におすすめのメーカーは以下の通りです。
- Squier(スクワイヤー)
- Epiphone(エピフォン)
- YAMAHA(ヤマハ)
- Ibanez(アイバニーズ)
各メーカーの特徴について詳しく解説します。
Squier(スクワイヤー)
スクワイヤーはフェンダーの弟ブランドで、初心者でも買いやすい価格帯のラインナップが充実しています。デザインやカラーが豊富なのも魅力です。
フェンダーのギターに憧れている方や、フェンダーが高くて手が届かない方は、スクワイヤーのギターを購入するのもよいでしょう。
Epiphone(エピフォン)
エピフォンは歴史あるメーカーで、ギブソン傘下のブランドです。高い品質にもかかわらず、リーズナブルな価格で購入できます。
ギブソンのギターに憧れている方や、レスポールタイプが欲しい方におすすめのメーカーです。
YAMAHA(ヤマハ)
ヤマハは多くの楽器を手掛ける国内メーカーとして有名です。どのモデルも品質が高く、初心者でも扱いやすいでしょう。
「PACIFICA」モデルは3万円台から購入できるので、初心者におすすめです。
Ibanez(アイバニーズ)
アイバニーズは見た目と高い操作性で、技巧派ギタリストが愛用しているメーカーです。
スタイリッシュなギターが欲しい方や、ハードロックやヘビーメタル系を演奏したい方におすすめです。
アコースティックギター初心者におすすめのメーカー
初心者がアコースティックギターを選ぶなら、手頃で高品質なメーカーの商品を選びましょう。おすすめのメーカーは以下の3つです。
- YAMAHA(ヤマハ)
- Fender(フェンダー)
- Epiphone(エピフォン)
メーカーごとの特徴について詳しく解説します。
YAMAHA(ヤマハ)
有名な国内楽器メーカーのヤマハは、アコースティックギターもおすすめです。初心者でも手の届きやすい価格で、品質のよいギターが揃っています。
初心者が購入するなら「FG/FSシリーズ」がおすすめ。購入しやすい価格帯でも高品質なギターを目指して作られたシリーズで、演奏性の高さが特徴です。
FGシリーズはボディが大きめで力強いサウンド、FSシリーズはくびれが深く、コンパクトなボディです。くびれの深さも違うので、実際に手に取って試してみましょう。
Fender(フェンダー)
エレキギターのメーカーとして有名なフェンダーですが、アコースティックギターも販売しています。リーズナブルで高品質なギターもラインナップされており、初心者でも手に取りやすいでしょう。
フェンダーで初心者におすすめのモデルは「クラシックデザインシリーズ」です。音と操作性がよく、これからギターを始める方にぴったりです。
Epiphone(エピフォン)
エピフォンはエレキギターのほか、アコースティックギターも販売しているメーカーです。ギブソン社傘下のメーカーなので、将来ギブソンのギターが欲しい方にもおすすめ。
エピフォンで初心者におすすめなのが「J-45 Studio」モデルです。そのほか「Songmaker DR-100」など、ドレットノートの定番ギターのなかでは手頃な値段で購入できるものもあります。基本性能を満たした安いギターが欲しい方におすすめです。
ギター初心者の練習におすすめの曲
お気に入りのギターを手にしたら、弾きやすい曲にチャレンジしましょう。曲を弾くために必要な楽譜や弾き方の基本知識を簡単に説明します。
まず使う楽譜です。TAB譜を使えば楽譜が読めなくても大丈夫です。押さえる弦の場所が数字で書かれているので、音符を読む必要がありません。
初心者ならパワーコードで弾いてみるのもおすすめです。パワーコードとは2つの弦を鳴らす手法で、押さえる弦が少ないため初心者でも楽に弾けます。これらを踏まえた上で、練習曲でギターテクニックを覚えていきましょう。
ここではギター初心者におすすめの練習曲をエレキ、アコースティックに分けて紹介します。
エレキギター編
エレキギター初心者向けのおすすめ練習曲を5曲紹介します。曲選びの参考にしてください。
【Smoke On The Water / ディープ・パープル】
イギリスのハードロックバンドの有名な曲です。50年以上前の洋楽ですが、イントロが特徴的でエレキギターに合います。簡単でかっこよく、ギターを弾いている感覚が味わえるので練習してみましょう。
【小さな恋のうた / MONGOL800】
ギターの基本テクニックが詰まった定番の練習曲です。初心者でバンドを組むなら、この曲から練習するのもおすすめです。ブラッシングやピックスクラッチなどのテクニックが練習できます。ゆっくり弾いて慣れていきましょう。
【曇天 / DOES】
初心者向けの定番曲で、練習しやすいフレーズが特徴です。パワーコードとブラッシングという技術を習得すれば弾けるようになるでしょう。
【飛行艇 / King Gnu】
イントロ・Aメロ・サビの構成なので、覚えるパートが少なく初心者向きです。イントロがしっかり弾けるようになれば、サビも同じパターンで弾けます。
【リライト / ASIAN KUNG-FU GENERATION】
初心者向けの定番曲で、ポジションやテクニックをしっかり練習すれば弾けるようになるでしょう。オクターブ奏法やパワーコードを覚えたい方にぴったりの練習曲です。イントロからかっこいいので、ぜひ演奏してみてください。
アコースティックギター編
アコースティックギターの初心者向けおすすめ曲を5曲ピックアップしました。曲選びの参考にしてください。
【Stand By Me / ベン・E・キング】
同名の映画の主題歌として、多くの人に知られている曲です。4つのコードと繰り返される同じコード進行を覚えるだけなので、初心者でも1曲通して弾けるようになるでしょう。単音から練習して、慣れてきたらパワーコードで練習してみましょう。
【マリーゴールド / あいみょん】
男女問わず、初心者におすすめの練習曲です。カポタストを使えば簡単なコードで演奏できるようになるので、弾き語りにもチャレンジしやすいでしょう。
【プラネタリウム / BUMP OF CHICKEN】
Aメロとサビのコード進行が同じで、初心者でも弾きやすい曲です。弾き語りにチャレンジしたい方にもおすすめです。
【チェリー / スピッツ】
右手のコードストロークパターンが一定で弾きやすい曲です。少し跳ねるようなリズムで弾くのがポイントです。
【We Are Never Ever Getting Back Together / テイラー・スウィフト】
ゆっくりしたテンポで、4つのコードが中心の曲です。洋楽でかわいらしい曲を弾きたい方におすすめの練習曲です。
初心者でも使いやすいギターを見つけよう
初心者がギターを選ぶときは、まず弾きたい曲のジャンルや予算を考えましょう。エレキギターとアコースティックギターのどちらを選んだらよいかが決まります。
初めてのギターにおすすめなのは、価格と品質のバランスが取れた3万円台以上のギターです。実際に触ってみて、自分好みのギターを見つけましょう。購入したいギターが決まったら、必要な道具も一緒に揃えるとよいでしょう。
ギターの準備ができたら、初心者向けの練習曲から始めるのもおすすめです。弾ける楽しみを感じられるので、モチベーションアップにつながります。
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