ギターに挫折する人の特徴と挫折のきっかけについて解説
ギター初心者入門
2021/06/08
「ギターが弾けるようになりたい」とギターに憧れている人は多いですが、実はギターは挫折する人が多い楽器でもあります。
比較的身近な楽器なので始めやすいのですが、どんな人がギターに挫折してしまうのでしょうか。
今回はギターに挫折する人の特徴や挫折してしまうきっかけについて徹底解説します。
挫折しないための対策も紹介しますので、これからギターを始める方は必見です。
ギターに挫折する人の5つの特徴
ではさっそくギターに挫折する人の特徴を5つ紹介していきます。
1. コツコツ積み重ねることが苦手
ギターは基礎練習がかなり必要になる楽器なので、始めたからといってすぐに思い通りに曲が弾けるわけではありません。
基礎が身につくまで、コツコツ基礎練習を重ねることが大切です。
ただこのコツコツと基礎練習をするのは決して楽しいものとはいえないので、コツコツ練習することが苦手な人はモチベーションをキープすることができずに飽きてしまう人がいます。
2. 目標を設定していない人
ギターを始めるうえで「なんとなくかっこよく弾きたい」と考えている人は、ギターに挫折しやすい傾向にあります。
ある程度上手く弾けるようになれば、どんな曲でもある程度弾けるようになるので楽しさもありますが、最初はそうではありません。
それでも「この曲が弾いてみたい」という明確な目標があれば頑張り続けることができますが、あまり明確な目標がないと挫折してしまう可能性が高くなってしまうでしょう。
3. 多趣味な人
趣味がたくさんあることはいいことなのですが、ギターはある程度練習に時間をかけなければ上達することはできません。
多趣味な人はいろいろと楽しみがあるので、なかなか集中してギターに時間をかけることが難しい人が多いです。
もちろん多趣味であっても、少しずつ時間をかけて長期的に上達したいと思えればギターを続けることはできるのですが、すぐに上達するものではないので、その前に挫折してしまうかもしれません。
4. 地味な作業が苦手な人
ギターを演奏するというと、華やかでかっこいい印象があるかもしれませんが、ギターの実際の練習はかなり地味です。
最初の頃は「なんでこんな練習をするんだろう」と思うような練習もあるかもしれません。
そのため、地味な作業が苦手な人は挫折しやすいといえるでしょう。
5. 結果をすぐに求める人
ギターを弾いている人は世の中にたくさんいますから、誰でも簡単に弾ける楽器と思われがちです。
しかし簡単に見える初歩的な演奏でも、すぐにできるようになるわけではありません。
なので、結果をすぐに求めてしまう人は挫折しやすい傾向にあります。
ギターを挫折してしまう人に多い5つのきっかけ
ギターを挫折してしまうきっかけは人それぞれですが、多くの人がつまずいてしまいやすいポイントがあります。
きっかけになりやすいポイントが何か知っておきましょう。
1. 特定のコードがなかなか弾けるようにならない
コードはいろいろなものがありますが、押さえやすいコードもあればそうでないコードもあります。
またコードは押さえられるようになっても、そのコードで安定した音を出すのにも時間がかかってしまうこともあるでしょう。
特に6弦全てを押さえるFのコードは、最初のうちはかなり難易度の高いコードです。
押さえられるようになっても上手くコードチェンジできないなどの問題もあります。
このように練習してもなかなか特定のコードが弾けるようにならないと、ギターに挫折してしまうきっかけになってしまうのです。
2. 弾き語りができない
ギターを始めたいと思っている人のなかには「最終的には弾き語りを目標にしたい」という人も多いのではないでしょうか。
ギターさえできれば簡単にできそうに見える弾き語りですが、実は演奏しながら歌うのはなかなか難しいです。
歌かギターのどちらかにつられてしまいやすいので、リズムやテンポが狂ってしまいます。
そのため弾き語りを目標にしていた人はこれが上手くいかずに挫折してしまうことがあるようです。
3. お金がかかってしまう
ギターは楽器のなかでは比較的お金がかからない楽器ではあるのですが、弦やピックは消耗品のためもちろん続けるにはお金がかかります。
また上達すればいいギターやアンプ、エフェクターなどが欲しくなることもあり、あれもこれもと思うとかなりお金がかかってしまうのは確かです。
また自宅で大きな音が出せない人はスタジオ代などもかかります。
そのため経済的な負担が大きくなってしまい、ギターを挫折する人も多いようです。
4. 何を練習すればいいかわからない
これは周りにギターをしている人がいない初心者の人に多いのですが、ギターに必要な道具や教則本は揃えてみたけれど、何を練習すればいいのかわからずに時間が過ぎていくという人も少なくありません。
せっかくギターを買ったのにほとんど触らずにいるという人もいるでしょう。
5. 騒音トラブルが起きてしまった
特に集合住宅に住んでいる人に多いのですが、ギターを演奏することで騒音トラブルが起きてしまうケースは多いです。
また戸建てでも家族から文句を言われてしまったという人もいます。
騒音トラブルがあると自宅で練習することが難しくなるため、ギターをやめてしまう人が多いです。
ギターに挫折しないための4つのポイント
ギターは挫折してしまう原因が意外と多いので、できるだけその原因をあらかじめ排除しておきましょう。
1.まずはギターを楽しむ
ギターは最初基礎練習がほとんどなので、なかなか楽しみを見出せないかもしれませんが、音階が弾けるようになったら曲の主旋律を弾く練習を挟んでみるなど自分で楽しみを見出すことも大切です。
また同時期に練習を始めた人がいる場合は、その人と比べることはしないようにしましょう。
ただ純粋に自分のギターを楽しむように意識してください。
2.モチベーションをキープする工夫をする
ギターの練習はモチベーション命です。
弾きたい曲を決める、このテクニックができるようになるといった目標設定も大事ですし、一緒にギターを楽しむ仲間がいるといいでしょう。
仲間が周りにいないという人や1人でモチベーションをキープするのが難しい人はレッスンに通うのもおすすめです。
レッスンに通えば自然と仲間ができますし「次のレッスンまでに◯◯をマスターする」といった目標も立てやすくなります。
3.音対策をしておく
ギターを楽しんでいるのに、音のせいで挫折してしまってはもったいないです。
消音グッズや防音グッズはいろいろ販売されているので、練習を始める前に音対策をしておきましょう。
特にフォークギターやクラシックギターは音対策がとても重要です。
4.情報収集をする
すべての人が同じ理由でギターに挫折してしまうわけではありませんが、特定のコードやテクニックができなくて挫折する人は多いです。
できないコードやテクニックにぶつかると練習自体が嫌になるかもしれませんが、そんなときは情報収集をしましょう。
必ずといっていいほど、同じ問題にぶつかって解決した人が見つかるはずです。
特に独学で練習している場合は煮詰まりやすいので、情報収集して問題を解決する方法を探してみましょう。
ギターに挫折しないためには楽しむことが何より大事
ギターに挫折してしまう人は、原因こそ違ったとしてもなんらかの理由でギターを楽しめなくなってしまった人が多いはずです。
ギターを続けるためには、何よりもギターを楽しむことが大切です。
今回紹介した対策を参考にしながら、ギターを楽しく続けてください。
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