ベースの練習時間は一日どのくらい?気になる目安を紹介
ベース初心者入門
2021/06/20
ベースは毎日コツコツ練習を積み重ねることで効率的に上達できます。
初心者は「1日〇時間練習する!」と意気込みがちですが、長時間練習すればいいというものでもありません。
毎日続けられる現実的な時間配分を見つけることも大切です。
ベースは1日にどれくらい練習する時間を確保すればいいのか、どんなメニューをこなせばいいのかについて見ていきましょう。
ベースの一日の練習時間目安
ベースの一日の練習時間の目安はその人の目標や生活環境によっても大きく変動します。
本気でプロを目指したい方ならよりたくさんの練習が必要ですが、やみくもに練習時間を重ねても上達できるものではありません。
最初に何時間も練習できたとしても、仕事や学校の合間に毎日続けられないような練習時間では継続できません。
自分に合う適切な練習時間を見つけて、限られた時間を有効活用しましょう。
初心者は30分程度でもOK
初心者は長時間練習した方が早く上手くなれる!と思っているかもしれませんが、初心者はできることが限られています。
長時間無意味な練習をしても意味がありませんので、まずはベースに触れること、ベースに慣れることをメインに短時間の練習を繰り返しましょう。
基本的な練習を30分程度でもいいので続けてください。
初心者が長時間練習しすぎると指が痛くなるなどの弊害が出てしまう可能性もあります。
慣れてきたら1時間程度
ある程度慣れてきてできることが増えたら練習時間を増やしましょう。
1時間以上練習できれば上出来です。
簡単な基本の練習からより難しいテクニック、楽曲のコピーなどをして、着実に技術を身につけていきましょう。
集中力が続くのは90分程度
ベースの練習に限らず、仕事でも勉強でも、集中力が続くのは最大で90分程度と言われています。
これ以上練習を続けても集中力が続かず練習が無意味なものになってしまう可能性も。
さらにこの90分の中でも、一番集中できるのは数分程度とも言われています。
長時間練習しているのに上達しないという方は、短時間でもしっかり集中して練習できる内容にシフトしてみてください。
本番前などは長時間の練習もアリ
本番前など、自分を追い込む必要があるときは長時間の練習もありです。
プロを目指す人の中には寝る間も惜しんで練習する人もいます。
ですが何度も言っている通りだらだらとベースを触っているだけの時間を過ごすと上達につながりません。
集中力も切れてしまいますので、休憩や別の練習方法を取り入れつつ練習を続けましょう。
毎日行うべきベースの練習メニュー
毎日の練習は、短時間でも効率的に集中しておこなうのが大切です。
効率的にベースの練習ができる練習メニューを考えておきましょう。
快適に練習するためのチューニング
まずはチューニングです。
チューナーを使えば簡単にできますが、耳をトレーニングするためにも自力で合わせられるように練習しましょう。
ある程度自分で合わせてからチューナーで調整する方法がおすすめです。
指をベースに慣らすためのストレッチ
いきなりベースを弾こうと思っても指が思い通りに動かないこともあります。
怪我にもつながりますので、最初はストレッチをおこないましょう。
指をしっかり開く、伸ばす、さらに手首を柔らかくしておく、腕の力を抜くストレッチも大切です。
リズム感を鍛えるトレーニング
ベーシストになるには難しい技術だけでなく正確なリズム感も重要です。
常にメトロノームを使って練習し、正確なリズムを刻めるようになりましょう。
メトロノームなしで演奏したものを録音し、あとからメトロノームと合わせて再生する確認方法もあります。
さまざまなフレーズの練習
フレーズの練習をたくさんおこなうことで演奏の幅が広がります。
毎日さまざまなフレーズの練習をして練習内容にメリハリをつけるのもおすすめです。
昨日練習したフレーズを今日はもっと上手く弾けるようになっているか確認したり、これまでチャレンジしたことのない技術が入っているフレーズを練習したり、楽しめる練習方法を探してみてください。
ベースの練習を毎日続けるコツ
ベースの練習は毎日コツコツ継続することが大切です。
どうすればベースの練習を毎日続けられるのか、そのコツを紹介します。
最初から意気込みすぎない
最初からあれもしたい、これもしたいと意気込みすぎると高確率で挫折してしまいます。
初心者にできることは限られており、誰もが最初からプロのような演奏ができるわけではありません。
最初はチューニングや簡単なルート演奏、さらにリズム感を鍛えるトレーニングなどの基礎が大切です。
そしてそんな基礎練習を長時間続けると飽きてしまいます。
「〇時間練習する!」などと意気込むのではなく、最初は少しずつできることを増やしていくことを優先しましょう。
できることが増えてくると練習も楽しくなり、長時間の練習も集中しておこなえるようになります。
教則本の通りに練習を進めるのでもいいですし、チャレンジしたいところからチャレンジしてモチベーションを維持するのでもいいでしょう。
練習する時間やルーティーンを決める
練習する時間や練習する内容が毎回バラバラだという方は、練習する時間も練習内容もすべて決めてしまってください。
「いつ練習しよう」「そろそろ練習しようかな」「今日はなんの練習をしよう…」とだらだら考えているとそれだけで時間の大幅なロスになってしまいます。
毎日何時間もベースのために時間を用意できるという人は少なく、みんな限られた時間を有効活用して練習しています。
少しでも無駄な時間を削るために、「食後1時間は練習する」など、練習する時間を決めてしまいましょう。
練習内容も「ストレッチ→チューニング→フレーズ練習→楽曲のコピー」と 内容を決めてしまうことで考える時間をカットできます。
練習する習慣を身につけるためにはまず3日、次に1週間、1か月とコツコツ続けること。そのうちに体が慣れて自然と練習のために時間を作れるようになります。
練習した内容をメモする
練習のモチベーションを維持するために練習した内容をメモするのもおすすめです。
ノートに毎日の練習内容を記しておけば、練習に行き詰ったときに「最初のころに比べるとこんなことができるようになった!」と自分に自信を持てるでしょう。
今日はこの練習をしたから明日は別の練習を、と練習内容の組み合わせも考えやすく、スムーズに練習できるようになります。
ベースの適切な練習時間を確保しよう
ベースの練習時間について解説しました。
練習時間に正解はありませんが、長時間練習しても集中していなければ意味がありません。
量より質を重視して、短時間でもしっかり上達できるメニューを考えましょう。
毎日練習できる現実的な時間や自分が集中できる限界の時間を把握しておくことで練習を継続しやすくなります。
毎日続けるためにモチベーションを維持する、練習する時間、メニューを決めて習慣化する、さらにメモをとって自分の成長を確認するなどの方法もぜひ取り入れてみてください。