ベースを独学で習得する方法と必要なアイテム紹介

ベース初心者入門

2021/06/11

ベースを独学で習得する方法と必要なアイテム紹介

ベースの技術をもっと磨きたいけどスクールに通う時間もお金もない!という方のために、独学での練習方法を解説します。

ベースの技術は独学でも磨けますが、プロに教わったり仲間と切磋琢磨できなかったりする分、よりきちんと練習を積み重ねる必要があります。

ベースの独学方法、独学に必要なアイテムなどを確認しましょう。

ベースを独学で習得する方法

楽器は専門のスクールに通うとその道のプロに教わることができますが、それにはお金も時間もかかってしまいます。近くにスクールがない場合も独学で進めるしかありません。

ベースを独学で習得するためには、どんな練習を重ねればいいのかについて見ていきましょう。

1. まずは基礎のリズムトレーニング

ベースはとにかくリズム感が大切です。リズム感がないとベースを弾いていても全体の音とズレてしまい、楽曲に違和感が生まれます。バンドの中でもベースとドラムはとくにリズム感を重視される楽器です。

独学だといきなり楽曲を演奏したりテクニックを磨いたりしたくなってしまいますが、まずはリズムトレーニングを繰り返しましょう。

簡単なルート弾きを正しいリズムでいつまでも続けられるくらいになって、やっとリズム感が身につきます。ルート弾きで指を動かすことで、次に紹介する運指練習もできます。

2. 指を動かす練習で上達を目指す

ベースには指弾きとピック弾きがあります。どちらかのみを練習するよりも、指弾きもピック弾きもできるようになっておくべきでしょう。

練習では、指を一定の速さで動かし、正確な位置に置いて音を鳴らす練習を繰り返してください。

指弾きは、簡単に見えても楽曲によっては指がつりそうになることもあります。事前に指のストレッチをして、さらに運指練習で指の激しい動きに慣れておきましょう。

3. 好きな曲を演奏してみよう

リズム感を磨き、指使いも習得したら、いよいよ楽曲の練習です。楽曲の練習はベース練習のモチベーションにもつながりますので、リズムトレーニングや運指練習とともにコツコツ続けるのもおすすめです。

好きな楽曲、憧れのベーシストが演奏する楽曲の楽譜を入手して、早速練習を始めましょう。

楽曲はそれぞれ難易度が違います。好きな楽曲の中でもルート弾きが多いものや楽譜が簡単なものから始めて、徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。

耳が慣れてきたら、楽譜を入手しなくても耳でコピーできる人もいます。ただ楽譜をなぞるだけではなく、どのような音が鳴るのか、どんなメロディを奏でているのかを実感しながら練習を重ねましょう。

ベースの独学に役立つ3つのアイテム

メトロノーム

独学で上達するためには、練習をサポートしてくれる便利なアイテムを使うのもポイントの1つです。

便利なアイテムを練習に取り入れて、より効率的な練習ができるように環境を整えましょう。

1. メトロノーム

メトロノームはリズム感をトレーニングするのに欠かせないアイテムです。一定のリズムを刻んでくれるメトロノームに合わせながら運指練習をすればリズム感も指の動きも上達させられます。

メトロノームは、昔からある針が左右に揺れるものやコンパクトなもの、さらにワイヤレスイヤホンのように耳に取りつけるだけのものもあります。もちろんスマホアプリにもメトロノームはあるので、お金をかけたくない方はアプリで十分です。

2. チューナー

ベースの弦の音が合っていないと練習になりません。チューニングの際に役立つのがチューナーです。弦の音を鳴らすと今どの高さの音が出ているのかを示してくれます。

それに合わせて弦を調節すればいいだけなので、チューニングの手間が一気に楽になります。

ただし、チューニングは耳を鍛えるのにも効果的な作業です。完全にチューナーに頼り切るのではなく、自分である程度チューニングしてから答え合わせのつもりでチューナーを使うようにするといいでしょう。

3. 楽譜クリップ

楽曲の練習には楽譜はマストですが、本のようになっている楽譜の場合しっかり開いていても途中で閉じてしまう、ページがめくれてしまうということもよくあります。

毎回ベースを弾いている手を止めて楽譜を元に戻す作業はストレスになってしまいます。

そんなときに役立つのが楽譜クリップです。ある程度重みがあるので、開きたいページを止められるだけでなく閉じずにそのページをしっかり開いたままにしてくれます。

洗濯ばさみでも十分代用できますが、人前で演奏する機会があると洗濯ばさみではかっこ悪く見えてしまいます。本番に向けて、このような本格的なアイテムを揃えておくことも大切です。

ベースの独学は可能?

ピック弾き

ベースは独学でも十分に上達できる楽器です。独学でベースの練習をするメリットや注意点を改めて確認しておきましょう。

自分の好きなペースで練習できる

独学の一番のメリットは、自分の好きなペースで練習できるという点です。

スクールは講座の時間や曜日が決まっていることが多く、自分のレベルに合うクラスは仕事や学校があって通えない…ということもあります。また、忙しい学生や社会人の場合、毎週同じ曜日・同じ時間のクラスを受けるというのが難しいこともあるでしょう。

その分、独学なら自分の好きな時間に好きなペースで練習を続けられます。仕事終わりや朝、休日など、自分に無理のない時間で趣味を満喫できるでしょう。

スクールでみんなと一緒に演奏する、講師に逐一指導されるのが苦手な方も独学がおすすめです。

ある程度技術が身についてから、さらなる応用テクニックだけを学ぶためにスクールに通うという方もいます。

ブログや動画など参考になる情報がたくさんある

スクールではプロの講師に教えてもらえる、というメリットがありますが、現代はネットが非常に発達しており、少し検索すればプロのブログや演奏動画を簡単にチェックできます。

プロがわかりやすく指導してくれる動画などもあり、独学でも十分な教材が揃いやすい環境が整っています。

無料のブログ、動画を参考にしつつ、ネットで楽譜を購入してダウンロードしたり、電子書籍で教則本を購入したり、ネット環境さえあればベースの独学は十分はかどるでしょう。

モチベーションの維持は難しい

ベースは独学でも十分上達を目指せますが、モチベーションの維持が難しいというデメリットはあります。

ベースは派手なリフやソロがあるギターなどの楽器と比べて地味な低音の積み重ねです。1人で練習していても盛り上がりにくく、飽きてしまう人も多いです。

スクールでは毎週課題が出たり同じスクールに通う仲間と切磋琢磨したりとモチベーションを維持しやすいので、独学とスクール、自分はどちらの方が向いているのかをきちんと考える必要があるでしょう。

ベースの独学で壁に当たったらスクールへ

ベースは独学でも上達できますが、リズムトレーニング、運指練習など、基礎の練習をコツコツ積み重ねなければなりません。

1人で基礎練習ばかりしていると飽きてしまう、上達しているのかわかりにくい、もっと専門的なテクニックを学びたいという方は、ぜひスクールに通うことも検討してみてください。

初心者向けからプロ志向まで、さまざまなクラスの中から自分にぴったりのクラスを探しましょう。

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