初心者向けベースの選び方5つのポイントを徹底解説
ベース初心者入門
2021/06/18
自分のベースが欲しい!と思って楽器店に行っても、ベースの種類が豊富すぎてどれを選べばいいかわからない…という方のためにベースの選び方を紹介します。
ベースの種類やメーカー、予算、さらにデザインなどから理想のベースを選びましょう。
なんとなく購入してあとから出したい音が出せない、弾きにくくて練習に身が入らないということのないように気を付けてください。
初心者のベースの選び方
ベースの基本的な選び方を解説します。
ベースを選ぶポイントはたくさんありますが、初心者がベースを選ぶときはまずどんな点をチェックすればいいのかを見てみましょう。
メーカー、予算、セット内容など、基本的な項目を確認してください。
1.メーカーで選ぶ
ベースはさまざまなメーカーから登場しています。
ギターでも有名なフェンダーからはデザイン性の高いベースからプロも愛用しているモデルまで多種多様なベースが登場しています。
ヤマハはピアノなど多くの楽器を展開している国産メーカーです。安心感があるだけでなく、堅実な音を出せて初心者向きでもあります。
近年人気が高まっているバッカスも国産のメーカーです。低価格なベースも多いですがクオリティは高く、コスパのいいベースが揃っています。
他にもさまざまなメーカーのベースがあり、それぞれに違った特徴があります。
憧れのベーシストと同じメーカーのベースなど、自分のお気に入りのメーカーを見つけましょう。
2.予算で選ぶ
ベースには1万円台のものから数十万円するものまでさまざまな価格帯のものがあります。
初心者がいきなり高価なベースに手を出すのは勇気がいります。途中で飽きてしまったときにももったいなく感じるでしょう。
無理のない予算を決めておくことは大切です。
一般的に、5万円以下のものはパーツのグレードが低く音のクオリティも低いです。
10万円以下のものはパーツも本格的なものが多く、しっかりとした演奏ができます。
10万円を超えると国産のベース、高級な木材を使ったベースなどが増えてきて、満足のいく演奏ができるでしょう。
3.セット内容で選ぶ
ベースは本体だけを購入してもすぐに演奏できるわけではありません。
シールドやアンプ、チューナー、替えの弦、ストラップなど、さまざまなアイテムが必要です。
初心者セットにはこれらのアイテムが一緒になっているものも多いです。
機材は別に自分で選びたいという場合は別ですが、まとめて揃えたい方はセット内容もチェックしましょう。
4.デザインで選ぶ
ベースでまず違いがわかるのがデザインです。
やはり自分が気に入るデザインを選んだ方がお気に入りになりやすく、練習のモチベーションも維持できるでしょう。
色や形など、自分の理想に近いベースを選びましょう。
5.新品か中古品か
新品ではなく中古品のベースを選ぶという方法もあります。
中古品であれば、新品だと高価で手が届かないブランド、モデルのベースでも購入できる可能性が高くなります。
中古品は新品と比べて故障のリスクも高くなり、メーカー保証も受けられない可能性もありますので注意しましょう。
ネットで購入するのではなく店頭で直接音などを確認して購入することをおすすめします。
ベースの主な種類
ベースにはジャズベースとプレシジョンベースがあります。
他にも多種多様な種類がありますが、初心者はこの2種類のどちらかを選ぶといいでしょう。
ジャズベース
ジャズベースはベースの中でも一般的で、ラインナップも豊富です。
どんなジャンルの音楽にも合わせやすく、調整次第でさまざまな音を出せます。
初心者でどんなベースを選べばいいかわからないという方はジャズベースを選んでおけば間違いないでしょう。
プレシジョンベース
プレシジョンベースも初心者に人気のベースです。
ジャズベースよりも太い音、ハリのある音を出せます。力強い音を出したい方にぴったりです。
ジャズベースよりもネックが太いので小柄な方、手の小さい方だと弾きにくさを感じるかもしれません。
多弦ベース
ベースは基本的には4本の弦で成り立っていますが、中には5弦ベース、6弦ベースなどの多弦ベースもあります。
多弦ベースは4弦ベースと比べて音域がかなり広く、指の動きもコンパクトに済みます。
もっと幅広い楽曲を演奏したい方、多弦ベースを使っているアーティストの楽曲をコピーしたい方などには多弦ベースもおすすめです。
種類が少なく、一般的なベースよりも高価なので初心者の1本目には不向きですが、2本目以降としてなら購入を視野に入れてみてもいいかもしれません。
ベースを新しく買うタイミング
ベースを新しく買うタイミングについていくつか紹介します。
新しく買い替える必要があるのか、今のベースで調整できないかなどをよく考えて選びましょう。
今のベースの音に不満を感じたとき
初心者向けの安価なベースではどうしても出せる音に限界があります。
理想通りの音が出せない、弾きにくさを感じる、操作性が悪いなど、今のベースに不満を感じたら新しいベースを購入するタイミングです。
ですが最近は安価でも本格的な音を楽しめるベースも増えてきています。
弦を変える、エフェクターを取り入れるなどで音を変える方法もありますので、新しく買い替える余裕がない方は別の方法を試してみましょう。
楽曲によって使い分けたいとき
楽曲によって柔らかい音が出せるベースを使う、パワフルな音が出せるベースを使うなどの使い分けをしたいときも2本目以降を買い替えるタイミングです。
楽曲によって音を変えるだけでなく、弾きやすさを重視して多弦ベースを取り入れる、アコースティックな楽曲に合わせてウッドベースを選ぶなどの選び方もあります。
自分のこだわりを一層強く出させてくれるベースを選びましょう。
操作性のいいベースが欲しいとき
価格やメーカー、デザインなどで選ぶと、そのときには気づかなかった操作性にあとから気づきます。
店舗で試しに演奏してみたときには気にならなくても、実際にライブ中に操作をするときに使いにくかったり、自分の理想通りに操作できなかったりといった可能性もあります。
スムーズに操作できるベースが欲しくなったときも新しく購入するタイミングと言えます。
操作性だけでなく、重たくて長時間演奏できない、ネックが太くて弾きにくかったなど、本体への不満が多くなってきたときも2本目を購入するタイミングと言えます。
1本目の不満を解消してくれるベースを選びましょう。
初心者でも満足できるベースを選ぼう
初心者のベースの選び方について紹介しました。
ベースにはジャズベース、プレシジョンベースが有名ですが、その中にも初心者向けから上級者向けまでさまざまな種類があります。
近年は安価でも本格的な音を出せるベースが増えてきており、初心者でも十分に満足できるベース選びができるでしょう。
扱いやすいベースや自分の気に入ったベースを選べば練習をするのも楽しくなり、モチベーションの維持にもつなげられます。
基本の種類からメーカー、価格、デザイン、さらにはセット内容などを加味して、ぴったりのベースを選んでください。